2017年でいちばん高いお買い物をしてしまったかもしれません。
購入したのはDJI Mavic Pro。いわゆるドローンです。
折り畳んだ状態でのサイズはなんと、高さ83 x 幅83 x 奥行き198mm。ちょうど500mlペットボトルほどの大きさです。とてもコンパクトですね。
実際に飛ばして撮影してみて「これはすごいカメラだ!」と強く確信したので、なぜ買ったのかや魅力的なところ、飛ばして気付いたことなどをご紹介します。これを読めばきっとあたなもドローンが欲しくなるかも……?
なぜMavic Proを買ったのか
一言で言うと「新しいカメラが欲しかった」から。
ドローンには以前から興味があったのですが「映像撮らないしな〜」とか「都内じゃ飛ばせないんでしょ〜?」と、そこまで乗り気ではなかったんですよね。
それがある日、DJIが運営している写真・映像投稿サイト「Sky Pixel」を覗いたらですね、とても綺麗な風景写真がたくさんあったんです。しかも上空から真下を俯瞰した構図で。
私は幾何学的な写真を撮るのが好きなので(NANOHAを買ったのも同じ理由)「あっ、これは自分にとって理想のカメラになるぞ」と見た瞬間に直感しました。
その後は他の機種も交えて購入検討をし、バッテリーやバッグが付属しているセットが定価よりも安く売られていたので、年始に購入しました。いやあ、いいお値段でした……
【国内正規品】DJI ドローン Mavic Pro フライモアコンボ 時速64km 4K 衝突回避システム CP.PT.000645
- DJI
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価格 ¥ 146,429
¥ 169,801 - 販売者 Amazon.co.jp
せっかくなので、ランディングギア(足)を延長するキットと、草や砂が入らないようにするランディングパッドも一緒に購入。
実際に届いてわかったこと
思っていた以上に小さい
実物が想像以上に小さくて笑ってしまいました。数字で知るのと実際に見るのとでは違いますね。
付属していた収納バッグも画像で見た時は少し大きめのリュックくらいかなと思ったのですが、実物はティッシュ箱3つ重ねたくらいのサイズで驚きました。さすがに小さすぎて収納が乏しいので出番はないのですけど。
プロダクト製品として出来がいい
脚を展開・収納する時のテンションやボディの造形、カメラとジンバルの精密さなど、プロダクトとしての完成度がとても高いです。あのサイズ感なのでおもちゃっぽくてもしょうがないな、と思っていたのですけど、所有欲が満たされました。
東京、飛ばせるところがほんとに少ない
事前にどこで飛ばせるかを調べていたのですが、東京はほぼ禁止区域でした。都内であれば、奥多摩などがかろうじて大丈夫です。ちなみにドローンの飛行可能区域は航空法によって定められており、DJIのサイトやSORAPASSというサービス上で確認できます。
都道府県別の条例が分かり辛い & 調べ辛い
さて東京でのフライトが難しいのは分かりました。じゃあ埼玉とか神奈川で飛ばしてみるかと思って探していると、なんと飛行可能エリアと表示されている場所でも都道府県の条例によっては飛行禁止となるそうなんです。
加えて、埼玉県のように「危険が及ぶような場合は禁止」みたいにあやふやな記述の条例もあるようです。
ドローンに関する動きはまだまだ始まったばかり。こうしたフライト前に知りたい情報がまとまっているわけでもないので、事前情報を集めるのは結構苦労しました。
Mavic Proで撮影した写真
というわけでお待ちかね、新しいカメラを手に入れてはしゃぎながら撮影した写真がこちらになります。
俯瞰撮影でビシッとうまくはまったものを何枚か選んでみました。まだまだSky Pixelの作例には及びませんが、自分の撮りたかったイメージにかなり近い構図の写真が撮れました。
しかし、普通のカメラであれば被写体を探しに気ままにぶらぶらできますが、ドローンだと撮影がある程度決まっているのが悩ましいところ。隣町へ撮影しに行く感覚で、都道府県や国をまたいだ撮影旅行へ出かける機会がこれから増えそうです。
実際に飛ばしてわかったこと
ここからは実際に飛ばして気付いたことを。
プロペラ音にビビる
実際に飛ばすまで「飛んでるドローンで撮影した映像」は見ていたのですが「ドローンが離陸する映像」は見たことなかったんですよね。スズメバチの大群、なんて比喩があるらしいですが、初めて飛ばした時はけっこうびっくりしました。
自分からドローンが離れるのが怖い
人間が扱う道具って人間の手の届く範囲にあると思うのですが、ドローンは全く正反対なんですよね。どんどん手元から離れていく。でも自分の手元でコントロールはしている。それが不思議で少し怖かったです。自己帰属感という言葉がありますが、逆自己帰属感とでも言いましょうか。おかげで初フライトは上空50mが限界でした。
あと、ドローンを視認しようと真上を向くと「何もない青空にドローンが浮かんでる」構図になるのですが、あれもまた逆高所恐怖症みたいな感覚を覚えました。浮遊感というかなんというか。
立体的な流れで撮るのが難しい
Mavic Proで撮れる映像は、本体の
・上昇・下降
・前進・後退・左移動・左右移動
の動きに加え、カメラ(ジンバル)の
・正面〜真下
のアングルによって撮影することができます。これらをうまく組み合わせられるともっと立体的な動きの映像が撮れる……ハズなのですが、初フライトでは単一の動きを制御するのが精一杯でした。
BGM制作やカラーグレーディングに興味が出てくる
ドローンで撮影した動画って録音はされないんですよね。さすがにこれから撮る動画全部が無音というのもちょっと物足りないので、Garage BandでBGMを作ったり、Sound CloudでCC対応の音楽を探すようになりました。
加えて、カラーグレーディングも調べてみるといろいろプラグインが出ているようで、こちらも興味津々です。LOG撮影やLUTという言葉も気になります。
追加で購入したもの
というわけで、まだまだおっかなびっくりしながらのフライトが続いていますが、楽しく飛ばしています。最後に、何回かMavic Proを飛ばしたあとに追加で購入したもの・購入検討しているものをリストアップします。
カメラバッグ
【国内正規品】Lowepro ショルダーバッグ ノバ 170AW 5.1L レインカバー ブラック 352522
- ロープロ
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価格 ¥ 8,000
¥ 12,960 - 販売者 haruka堂
純正のバッグがキツかったこともあり、ヨドバシカメラで現物を物色。結果、本体 & 予備バッテリー3個 & コントローラ & 余裕のあるこのバッグに決めました。サイズ感、収納力ともに良いバランスです。とりあえず日帰りでコンパクトに持ち歩きたい方には、このバッグはとってもオススメです。
追加バッテリー
予備バッテリーが2個なのは少し心もとなかったため、1つ追加購入しました。これで1時間くらいはフライトできるハズです。
サードパーティ製の充電器
MYRIANN ドローンのバッテリー充電器 USBポット二つ バッテリーポット三つ 多機能 充電ステーション 同時に充電 DJI Mavic Pro US 専用 日本語説明書付き
- Myriann
- 価格 ¥ 4,999
- 販売者 MYRIANN JP
純正の充電ハブが同時に充電せずに1つずつ充電するタイプだったので、並行して充電できるものを購入しました。ちょっと危ない気もしますが、今のところ問題なく充電できています。
レンズフィルター
Neewer 4個フィルターセット DJI Mavic Pro Drone Quadcopterに対応 ND4、ND8、ND16と ND32フィルター マルチコーティングされた防水アルミ合金フレーム 光学ガラス製 (MC-16)
- NEEWER
- 価格 ¥ 1,899
- 販売者 New Harbor JP
純正のNDフィルターがついに登場。サードパーティ製のものはジンバル起動時のキャリブレーションに引っかかってエラーを出すという残念な仕様なのですが、これであれば問題なくつけっぱなしで運用できそうです。
レンズフード
DJI Mavic PRO LENZ HOOD
- gojapan
- 価格 ¥ 1,800
- 販売者 ゴージャパンショップ
PGY-TECH DJI Mavic Pro用 レンズフード [並行輸入品]
- PGY-TECH(ピージーワイ・テック)
- 価格 ¥ 1,280
- 販売者 YAAAM
純正のジンバルカバーは透明なプラスチックのため、反射した陽の光がカメラに映ることがよくあります。効果のほどはまだ検証できていませんが、この組み合わせであれば多少は軽減できるようです。
落下防止ストラップ
Smatree DJI Mavic Pro/ Spark 受信機用ブラケット, スマホ/タブレットホルダー,Apple USB充電ケーブル( MFI認証品)付き,ネックストラップ 360°回転 分解可能 日本語仕様書付き
- Smatree
-
価格 ¥ 2,999
¥ 3,999 - 販売者 Kumu-JP
バッテリーの交換や他の作業をするときに、いちいちコントローラーを地面に置くのがめんどう&怖いのがあり、常に首から下げられるストラップも購入しました。ただ、この位置だとサンシェードも買っておかないとスマホの画面にだだ被りするので要注意です。
サンシェード
PGYTECH スクリーンサンシェード タブレット スマホ日除けフード for Mavic Pro Phantom 4 Pro Inspire M600 Osmo 折り畳み式 L168 7.9インチ
- PGYTECH
- 価格 ¥ 1,899
- 販売者 flyingforest
晴天下ではスマホの画面が見えづらいのもあり、サンシェードは必須です(それでも明るいところでは光量不足ですが)。ストラップが画面に被るのを回避してくれる効果もあります。