ベトナムに着く前から盛り上がってしまいましたが、ここからが本番です。
0日目:ベトナム旅行 出発〜CONTAX G PLANAR T* 45MM F2〜
1日目 その1:この記事
1日目 その2:ズームレンズと単焦点で撮るベトナム旅行 1日目その2〜サイゴン大教会、戦争証跡博物館周辺〜
1日目 その3:ズームレンズと単焦点で撮るベトナム旅行 1日目その3〜ベンタイン市場〜
1日目 その4:ズームレンズと単焦点で撮るベトナム旅行 1日目その4〜路地裏と夜のホーチミン〜
2日目:ズームレンズと単焦点で撮るベトナム旅行 2日目〜メコン川〜
最終日:ズームレンズと単焦点で撮るベトナム旅行 最終日〜奇界遺産と町並み〜
到着
到着空港はタンソンニャット国際空港。かわいらしい響きですが、造りは至って普通の空港といったおもむき。
外に出るとヤシの木がずらっと並んでいて、ロサンゼルスに旅行に行った時を思い出しました。
そして……暑い!日本との気温差が30℃近くありました。冷静に考えると沖縄よりも南に位置してるんですよね。そりゃ暑いわけだ。
今回のベトナム旅行は海外での社員旅行ということもあり、現地ガイドさんにお願いをしての観光地巡りでした。
しかし、もちろん空港からガイドさんがいるオフィスまでは自分たちだけで行くことになりますから、到着まではなかなかスリリング。
一歩外に出ればタクシーの勧誘が右から左から。早くもベトナムの洗礼です(しかし今回はUberを使ったのでした)。
車に乗ってさあ初めてのベトナムの道路。鳴り響くのはクラクションの音、音、音。走るバイク、バイク、バイク。
想像はしていたけれど、想像以上でした。こんなにも鳴らすのかと……!そして交通量が!
バイクの皆さんフリーダムすぎですね。割り込みはするわ交差点は奔放に横断するわ、歩道は走るわで。
もはや乗り物というよりも、早歩きしてるくらいの感覚で使っているのではないでしょうか。
もはや見慣れてしまった光景ですが、初見の驚きといったら。
今ではもうバイクの波を歩いて渡るのも怖くなくなりました笑
現地ではマスクをおしゃれに飾るのが流行りなんだとか。たしかに他におしゃれできるポイント、なかなかないですよね。
格好がラフすぎるし車上でいろいろやってるし、なんともフリーダムです。
ちなみに原付は無免許でも乗れるらしいです。すごい……
3人乗り4人乗りは当たり前。何ならまだ歩けない赤ちゃんまで乗っていますからね。日本では考えられません。これがベトナム……(調べてみたら、幼児?は乗車人数に含まれないようです。しかしそれでいいのか……?
今後ベトナムも発展していくと、こういった光景も古き良きものとなるのでしょうか。
なんだかそれはそれで少しさみしい気もします。
統一会堂へ
ガイドさんと合流後は、さっそく観光開始です。
まず立ち寄ったのは統一会堂と呼ばれる建物。詳しい説明はWikipediaにありますが、ベトナムの歴史を象徴する1つの建物です。
建物正面の写真は集合写真しかなかったので割愛です😂
この建物、実は一度取り壊されたあとに再建されたものだそうです。再建はベトナムの建築家が手がけたらしいのですが、どこまで再現しているのかはわかりません。ファサードからはちょっとだけフランス建築の匂いを感じるような感じないような。
応接室などは反対にベトナムや中国の文化を色濃く感じます。
歴史によれば、初期こそはフランスが使用していましたが、ジュネーヴ協定締結後はフランスも撤収し、大統領府として使われていたそうです。
階層は4階+地下1階。中には映画室やダンスホールなどもあります。こちらは映画室。なんとも贅沢です。
中世の宮殿などと違って、こうした近代設備が備わっているのが統一会堂の面白いところです。
そうそう、機材の話も少しだけ。
これまでの旅行であればFE24-240mmを持って行ったのですが、絞っても解像が甘いのが惜しいなと前から感じており、この機会にと解像力の高いSIGMAの24-105mm F4 DG OS HSMを購入しました。もちろんそのままだと使えないので、マウントアダプターのMC-11も一緒です。
まずMC-11ですが、そこまで期待はしていなかった割に日中のAFは全然問題のないレベルだったので、普通に使えたのが嬉しい誤算でした。SAマウント版で買っておけば、何かの間違いにsd Quattro買っても大丈夫だったのにな……と少し後悔。
肝心の24-105mmは期待以上でした。24-240mmとは違って開放からカチッと解像してくれます。大きいし重いし、そのうち使わなくなるんじゃないか?と購入前は少し不安でしたが、これならむしろ積極的に持ち出していきたいと思えるクオリティです。さすがSIGMA。ズームレンズなので歪曲は発生してしまいますが、Photoshopで直せるレベルなので、まあ問題なしです(この記事に上げているものは修正済)。
会堂内には見回りの警備員さん?もところどころ見かけることがあり、
うとうとされてたり体操してたり。ゆるい雰囲気のおかげで落ち着いて見ることができます。
こちらがカメラを持っていることに気付くと、わざわざ見えない場所まで移動してくれます。優しい……!
先ほどの映画室に映像を映し出す映写室には日本製の機材が。このレトロメカニック感、たまらない……!
と思っていたら、
地下にある無線室はさらにレトロフューチャー感溢れる空間でした。地下階は有事の際に使われる脱出経路となっており、空港まで続いてるのだそうです。
作られた経緯や何に使われたかを考えると手放しで喜べるものではないですが、やはりこういうものには男の子心がワクワクしてしまいます。もっと水平垂直をちゃんと測って撮ればよかった……。
色彩や構成がどことなくソ連ぽいなと思ったのですが、どうでしょうか。気のせい?
まだまだ全てを伝えきれない統一会堂。ベトナムの歴史を知るうえでまず訪れるには最適な場所だと思います。
建物や設備を観て「おおっ」となり、歴史上の役割も一緒に知ることでさらに発見が得られるのが良い導入でした。
次に訪れた戦争証跡博物館も、もちろんベトナムを知るうえで避けて通れない施設なのですが、インパクトが強烈で……まずは統一会堂に行くのが個人的にはおすすめです。